商売における、物、買い手、売り手の三者において、
買い手、売り手が重要な要素のなる(いいものを作るよりも、うまく売る、買わせることが重要になるということ)
分野の一つに音楽があげられる。
一般に、音楽ではとりわけモノが重要視される傾向が強い。アーティストの、芸術性、才能、努力。だが、商売としての音楽過程、もっと広く見れば社会全体として音楽が生産され供給され、人々が耳にする過程を考えれば、モノ(曲そのもの)の比重は案外小さくなってしまう。
こういった構造が成り立つ背景として本質的なものに、人間の耳が音を聞いて快楽を得るという生物的な構造を考えた時に、そこまで、複雑なモノ、高尚なモノは必要ないということだろう。作り手の努力や才能に対し、聞き手はそこまでのモノを要求していない。作り手が「レベルの高い」音楽を作ろうとすればするほど、聞き手(買い手)から見れば快楽を得るのとはほど遠くなっていく可能性がある。商売として考えるなら、コストが少なくて、安易に聞き手に快楽をもたらすものを作り、それをたくさんの人に聞いてもらい多くの人に関心を持ってもらう。
単純な曲で快楽を得られる買い手とたくさんの人に聞かせる売り手側のシステムが完成していれば、曲自体は、(作り手から見れば)劣悪、手抜き、なものでも必要かつ十分なのかもしれない。
芸術性が低いものの方が商品としての価値が高いことも割と多いのだろう。
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